いとしい後悔背負って

V6が好きな社会人。勉強、旅と時々仕事。

ユーモアと政治的発言

ユーモアをユーモアと楽しめなくなったら心に余裕がない証拠なのではないかと思う。そもそも、ありえないこと、過激なことを面白おかしくするのがユーモアなのではないかと思うし、ユーモアを通してだからこそ言えることもたくさんあると思う。

また、海外と接するにあたり、ブラックユーモアに近いユーモアを使う人が増えてきたと思う。それは皆に受け入れられるわけではなく、議論を呼ぶことも多い話となる。

その一方、ユーモアに従事する人たちも踏み込んではいけないラインを持つべき時に来ているのかもしれない。それは一見堅苦しい世の中になったように見えるが、過去ユーモアによって傷ついてきた人たちが声をあげられる世の中になった、社会が少しづつ前に進んでいると思えば、その人たちに配慮すること=ユーモアの幅が狭まるということではないのかもしれない。ネットという媒体が生まれ、声を上げやすくなったとともに批判もしやすくなった。匿名性を盾に好き勝手なことを考えもせずにいえるようになったこの世の中で保身のためと思ってもいいから踏み込まないラインを作るべきだと思う。でないといつまでもユーモアへの批判は消えないと思う。

個人的には芸人の立場だからこそはっきりした物言いができる、失うものが何もない(ように見せている)からこそ批判されるような言動もできるのは、そのような立場の人がいるのは、保守的、内向きになりやすいこの国にとって良いことだと思う。だからこそその人たちが生き残っていくために保身をしてほしい。批判されてそういう人がいなくなった芸能界は恐ろしいと思う。