いとしい後悔背負って

V6が好きな社会人。勉強、旅と時々仕事。

ヒメアノール

何度目かの鑑賞。映画館で見てDVDを借りてCSで見て。

地上波で流れることはきっとないからCSの録画を繰り返し見ている。

森田剛という人物に惹かれるきっかけとなった作品。

もともとv6を好きになったのは図書館戦争学校へ行こうの流れだから岡田スタートだったけれど「剛くんは天才」と言わしめるその演技が見てみたいと思って映画館に行った。左右は女性だったけど左隣の人は途中退席したまま戻ってこず。右の人はハンカチで口元を覆っていたからきっと気持ちが悪くなったらしい。

私はというと、ああこれが森田剛なのか、とただただ圧倒されていた。もちろん森田修一は森田剛ではない、役だとはわかっているけれどあの狂気をまるでもともとの性格化のように演じられる森田剛を見て好きだと思った。

ラストシーンの幼さも、岡田に再開して見せる笑顔も殺しているときの無表情も、殺人により快楽を感じている表情も過去に苛まれている顔も空になった拳銃を捨てるときの冷たい顔も全部いとしかった。

殺人鬼にいとしいという言葉は不適切かもしれないけれど、どうしようもなく憎めない。

現実にいそうな人間で、一人暮らしへトラウマを植え付けるようなキャラクターだけど大好きでたまらないキャラクター。

普段の笑い方やキャラメルボイスを封印して演じているときの剛くんは、「アイドル:俳優は0:10」という言葉を体現していると思う。

笑顔すら狂気をはらめる剛くんに出会えて本当に良かったなあと改めて思う。

v6で映画を作ってほしい。それぞれがそれぞれの得意分野を演じて。