いとしい後悔背負って

V6が好きな社会人。勉強、旅と時々仕事。

こんなにも虚しいオンライン授業なんかなくなればいいのに

 今一番思うことだ。

人生の中で一番無意味な一年間が終わろうとしている。

オンライン授業のディスカッションやプレゼンはそれはそれで興味深かったが対面に勝るものはないと思うし、リーディングや課題、テストの量も減って勉強している感が全然なくて悲しかった。

大学に行く以上サークル活動をしつつ徹夜しながらリーディングや課題を終わらせたりその状態で登校して授業に出てサークルにも行ってくたくたになって帰宅してまた朝早く登校したり、といった「勉強とバイトとサークルに忙しい状態」が本当に好きだった。勉強に忙しい状態は中でも欠かせなかった。でも、この一年間その状態になったことがないように思う。もちろん空いた時間で新しく好きになったアーティストがいたり趣味に割く時間が増えたり、という面はあったがそれって大学を卒業してからもできることで、別に今やらなければいけないことではない。

勉強にここまでまとまった時間を捧げられるのはおそらくこれが最後。でも自分の現状を顧みた時とても勉強できているとは思えない。

オンラインでも授業はたのしい、でも得られる量が圧倒的に足りない。

もともと勉強していなかった(出席はせず、テスト時だけ登校する)学生や大人数授業で何となく出席だけしてなんとなくやり過ごしていた学生にとってはオンライン授業はより効率よく単位を得られる手段なのだろうと様々な大学生の意見を見ていて思う。

おそらく世間の想像する大学生像はそっちに近いのだとも思う。

 

ただ、大学に行って教授に質問したりディスカッションしたりプレゼンしたりといった相互のやり取りがある授業を多くとってきた私にとってそのほぼすべてをつぶすオンライン授業はたとえリアルタイムであっても本当に苦痛だった。単位のことなんて入学してから考えたことがない、自分の興味に従って履修してきた。

話すタイミングを計ったりカメラの画角を設定したり指名されるまでマイクをオフにしなければいけなかったりといった自分にかかわる問題からインターネット環境の悪さやほかの受講者の雑音など気にすることが増えてストレスフルな一年だった。

オンデマンドは一度も経験したことがないが、もしオンデマンドのオンライン授業で済むものがあるならもはやそれは大学で行う必要を持たないと感じる。YouTube以外にも多くの無料映像授業がありやろうと思えば自力で学べる中でそれなりの金額を払って大学に行くということはそれ以外で得られるものを求めているからだと思っていたのだが世間はそうではないのだろうか。友達と会えないことももちろん寂しい、大学が学びを止めないようにと尽力してくれているのもわかっている、でも、対面での双方向授業がやはり一番だとどうしても感じてしまう。

 

この先オンライン授業で学ぶ大学生が私のような思いをしなくて済むことを願っている。